美味しさの秘密 | ジャージーの箱庭

美味しさの秘密

Secret

希少なジャージー牛の
生乳のみを使用

ジャージー牛から採れる牛乳は、その希少性から「ゴールデンミルク」とも呼ばれています。
イギリス王室ご用達のイギリス原産の牛でホルスタインに比べ小柄で品種改良を受けていない貴重な家畜です。そこから採れる牛乳はβカロテンが豊富で特有の黄色味を帯びています。
ゴールデンミルクは脂肪が多く栄養価が高い一方で、搾乳できる乳量が少ないため、日本ではほとんど見かけることがなく、日本の乳牛用のわずか0.8%しか存在しません。
ジャージーの箱庭では希少なジャージー牛の生乳のみを使用し、ゴールデンミルク本来の濃厚なおいしさを閉じ込める製法で牛乳を仕上げています。

牛のストレスが少ない環境で育てる

牛にストレスが少ない飼育方法
「完全放牧」

完全放牧とは広い敷地を用いて牛を昼夜を問わず野外で飼育することを言います。
一般的な牧場では牛を牛舎で育て牛舎のフンを集めて外に撒き、それらを利用して草を育て、人が刈り取った草を餌として与える工程を踏みますが、完全放牧では工程が異なります。
牛が外でフンをして、それらを牛が蹄で歩いて耕し、牛自身に土壌改良をしてもらいながら
餌となる牧草を育てるという仕組みです。
この仕組みを用いることで牛は運動不足になりにくく、ストレスを減らすことができるため
健康的な飼育が可能です。

自然の草のみを与えて採れた
牛乳「グラスフェッドミルク」

自然の草のみを与えて育てた牛から採れた牛乳はグラスフェッドミルクと呼ばれます。
穀物を多量に与えて育てる一般的な飼育とは異なり、牛本来の生態に合わせた完全放牧で、外で自由に
新鮮で栄養価の高い草を食べ、栄養をゆっくりと消化吸収するため栄養満点で濃厚な乳が作られます。
それによりグラスフェッドミルクは不飽和脂肪酸を多く含みます。
不飽和脂肪酸は血中の中性脂肪やコレステロール値を調節するなどの働きがある身体に良い脂で、近年
注目されているココナッツオイルや魚の脂などと同じ脂です。
バターの状態を比べると通常のバターよりも5倍の不飽和脂肪酸を含むことが知られています。
グラスフェッドミルクは生活習慣病の予防や美容、ダイエットに効果的な牛乳です。

大量生産できない
ノンホモジェナイズ製法・
低温殺菌

生乳本来のおいしさを保つ
「ノンホモジェナイズ製法」

ノンホモジェナイズ製法とは、大量生産による牛乳の製造過程で各牛乳パックに均等に成分を分配するための処理であるホモジェナイズ処理を行わず、生乳のおいしさを保つ製法です。
ノンホモジェナイズ製法では生乳中の脂肪球を粉砕せず、自然な状態を保持することで乳糖と呼ばれる成分が露出せず消化吸収が緩やかなお腹に優しい牛乳に仕上がります。
この製法で作られた牛乳は生乳本来の性質を残しているため自然に分離した脂肪は生クリームとなり、そのままパンに塗ったりコーヒーに入れるなど楽しむことができます。
その他にも振るだけでバターができたり、酢などを入れてフレッシュチーズを作るなど、お料理にも使いやすい牛乳です。
ノンホモジェナイズ製法の牛乳は、生乳本来のおいしさとお腹に優しい特性から近年注目を集めています。

香りや風味を損なわない
「低温殺菌」

低温殺菌は生乳本来の風味やおいしさを維持することができます。
通常では大量の生乳を効率的に殺菌処理するため120°C~150°Cの高温で3秒間処理しますが、生乳の
風味が飛んでしまうなどの欠点があります。
ジャージーの箱庭では高温での殺菌を行わず、低温の65°Cで30分間ゆっくりと加熱殺菌していきます。
この方法は時間がかかる一方で生乳の自然な風味を保ちながら殺菌を行うため牛乳の香りや味わいを
そのままにすることができます。
低温殺菌で生産された牛乳はそのまま飲んでもコーヒーや紅茶に加えても本来の牛乳の豊かな風味を
楽しむことができるおいしい牛乳です。